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遊戯王要約シリーズ第34話
カテゴリ: 遊戯王要約シリーズ第2期 (バトルシティ編)
遊戯王要約シリーズ第34話
Dork Side Of The Moon 「月のバカ側」



↓解説↓

●サブタイトルの” Dork Side Of The Moon”は、イギリス出身のロックバンド、ピンク・フロイドのアルバム “The Dark Side of the Moon”のパロディ。

●「VGキャッツ」(VG Cats)とは…




ビデオゲーム(TVゲーム)を題材にした、猫のキャラクターが主人公のシチュエーションコメディ的1ページコミック”Video Game Cats”のこと。
作者はカナダ人のScott Ramsoomairという人物で、2003年から個人ウェブサイトを作り、毎週更新している。
要約シリーズでは、このように商業作品以外でも人気が出てネットを通じて有名になったものにはよく言及している。

●”wanker`s cramp”とは、たぶん” occupational cramp”(職業性クランプ)の一種のふりをした造語。
職業性クランプの例をこちらのサイトから引用すると、
************

① 書字を仕事とする人のクランプ(writer’s cramp)
一般に書痙と言われる。手に力が入りすぎたり、力が入らなかったり、震えたりして書字が困難になる(次項からさらに検討)。
② タイピストのクランプ(typist’s cramp)
タイプを打つときに手が震えて打てなくなるなど。
(中略)
これらの他にも、調理師のクランプ、外科医のクランプ、理容師のクランプなど多様なクランプが報告されている。
これらのクランプの例から、職業性クランプとは、ある職業に特有の動作が痙攣等の症状によってできなくなる症状群を意味していることがわかる。

************
ということです。
次に” wanker”とは英国英語での俗語で、英辞郎によると、こういう意味なので、「マスかき困難症」としてみました。ひどい訳ですが、他に思いつかなかったので…。
ところで要約シリーズの獏良が腹を立てたときに相手によく言うwankerは、上記(2)にあるとおり、英国俗語「くそったれ」「ばか野郎」の意味。4kidsによる意味のない「獏良の英国訛り」設定への風刺として、そもそもTV放映不可な俗悪な言葉まで要約シリーズでの獏良は英国風にしゃべっている模様。

さてここからがじつは本題なのですが、今回の獏良のケガをそんな卑猥な病気に設定した主目的は、4kidsの自主規制を笑いのめすため。
日本で放映されたときは獏良の腕のハンカチには血がにじんでいて、それはマリクが遊戯たちに近づくために「ケガをした獏良を助けた恩人」を演じるためだったが、4kidsはその血を消して真っ白いハンカチにしてしまった。(桟橋でバクラがナイフで自分を傷つけるシーンもカット)
結果、血も出ていないのに口先で「怪我をした」と言っているだけの説得力のないことになってしまい、つっこむのが好きなパロディ作者にこうやって架空の怪しい病気をなすりつけられることになったわけです。

●マリクが名前を名乗るシーンで、偽名を”Malik”にしているのは、4kidsによる英語名が公表される前に、日本語版を観ていたファンがあてはめた”Malik”の綴りがいつの間にか英語圏の遊戯王ファンダムで広まったことへの風刺。ふたを開けると、4kidsによる英語名は“Marik”になっていて、ファンを戸惑わせた。
日本語化にあたって、”Malik”を「まりく」、“Marik”を「マリク」としています。

御伽登場の回でも杏子が言っていた「エロエロメロメロ~ン」と訳した"Humina Humina"は、アニメーションの中年男性キャラがセクシーな女性を見るシチュエーションで発することの多い言葉だそうです。意味は‥特にないと思う。

[追記]
 ”Surprise!”(本人に内緒のサプライズ・パーティでいきなり登場してパーティを告げる時のきまり文句)を訳しあぐねて、「登場シーンのセリフ」をキーワードにググったら、トップヒットしたのが「機動戦士ガンダム00」のサーシェスのセリフ「ところがギッチョン!」。あまりにこのシーンのこのセリフにピッタリだったのでそのまま使わせてもらったのですが、後で考えると「サプライズ・パーテイー」で通じるならそのまま「サプライズ」のセリフでもいいのでは…と思い、修正しました。

光の仮面が言う”digital ruler" を「マントの下で中指を立てるジェスチャーで遊戯と海馬をバカにしていたことに関連づけて「指での支配者」としていたのですが、この2人のもとネタの“Aqua Teen Hunger Force”のムーニナイトたちが実際に自分達を番組内でそう呼んでいて、また彼らの造形がデオゲームの黎明期を彷彿とさせるらしいことから、「デジタル界の支配者」に変更しました。

●「天井を破ってまっさかさまだ」は、アメリカのシンガーソングライター、ライオネル・リッチーの曲。“Dancing on the Ceiling“の歌詞。動画はこちら

ムーニナイトとは、アメリカのTVカートゥーン“Aqua Teen Hunger Force”に登場するドット絵風異星人。緑の大きい方がIgnignokt、ピンクの小さいほうがErr。光の仮面と闇の仮面の声もムーニナイト。こちらの動画で声も聞けます。
余談ながら、2007年にボストンで特番の宣伝のために市内各地に置かれたこのキャラクター表示の小型電光掲示板が、同時多発テロの爆弾と間違えられて全市をあげての大騒ぎになった。

●「月にかわっていただきだ」は、もとの英語“in the name of the moon”が、日本語版での「月にかわっておしおきよ」に対応する英語版セーラームーンの決まり文句っっぽいのでこうしたのですが、よく調べたら正確には“on behalf of the moon”でした。

●「コナミがアッパーデックを嫌っている」という闇遊戯のセリフは、(実際に嫌っているかどうかは不明だが)アメリカ国内での遊戯王カードの販売に携わる権利をめぐって2008年秋頃から両社の間でもめていて、裁判になっているのを受けての発言。
詳しい経緯は、英語でユーギーオー!さんやアニメ!アニメ!さんをお読みください。

●「スモーキン!」(smokin’)は、映画「マスク」(The Mask)で、主人公がマスクをつけたことで変身する怪人のきめ台詞。この場合のsmokin’は「最高だぜ」という意味のスラング。このセリフも聞ける動画はこちら

●「4角レーザー」と訳したQuad Laser はムーニナイトの武器。”quad”は「4つの、4倍の」という意味で「スター・ウォーズ」のミレニアム・ファルコン号にも同名の武器が搭載されている。ただしスター・ウォーズのは「4連レーザー」と訳されるとおりレーザーが4弾連続で発射されるが、ムーニナイトのは要約シリーズと同様に「四角い」物体がゆっくり動いてくるだけで、よけるのはあまりにも簡単。

●“What what in the butt“は、ゲイミュージシャンSamwellの曲だが、ブレイクしたのは、2007年2月14日にYouTubeにビデオクリップが登場したのがきっかけ。口コミで一気に広まりネットを席巻した。
その動画はこちら。ついている日本語字幕は、機械の自動翻訳。
またこのビデオクリップは2008年4月2日放映の「サウスパーク」でネタにされた。

●「ブリトニーにかまわないでやれよ! 彼女は人間なんだぞ!」(Leave Britney Alone! She is a human!)は、ブリトニー・スピアーズのゴシップ記事を書く記者達を糾弾するファンChris Crockerの叫び。2007年9月にMySpace とYouTubeに投稿したこのビデオはあっという間にネットの話題をさらった。と言っても、さらい方としては笑いの種としての側面も強い。動画はこちら
Chrisのビデオはネット外でも有名になり、TVショーなどでも取り上げられている。


今回の元ネタ
4kids版遊戯王第70話
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2/2
編集 / 2009.03.08 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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ここって何?

「4kids制作の英語版遊戯王アニメをパロディにしたシリーズ」(イギリス人LittleKuriboh氏制作)を和訳して紹介しています。 イギリス人の風刺魂の紹介、日英の文化の比較、そして自分の翻訳力鍛錬が目的です。 和訳の間違いのご指摘、アドバイス等、お待ちしてます。 クレーム等がありましたら、即座に対応いたします。

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SFとアニメが守備範囲の英→日シロウト翻訳字幕屋。
遊戯王は東映版の頃からのファン。

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