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遊戯王要約シリーズ第42話
カテゴリ: 遊戯王要約シリーズ第2期 (バトルシティ編)
遊戯王要約シリーズ第42話
So Long And Thanks For All The Trading Cards
「さようなら、トレーディングカードをありがとう」



続きをクリックで解説へ↓


●サブタイトルの“So Long And Thanks For All The Trading Cards“は、ダグラス・アダムスの傑作SFコメディ「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ第4作のタイトル”So Long, and Thanks for All the Fish“「さようなら、いままで魚をありがとう」のパロディ。映画化された際のテーマソングの歌詞にもなっていて、その際は「さようなら、おいしいさかなをありがとう」と訳されている。小説は現代のSFファンが選んだSFのベスト3位にも選ばれている。

●バーガンディとは、ワイン色のこと。生贄部屋を肯定して使用するような人にとっては、ワイン色の壁紙は血の色を隠してしまう興ざめなもののはずで、それがこのへんのセリフの皮肉のキモかと。

●「これ以上毒蛇が」というのは、要約シリーズ第4話のエンディング後のコントで、毒蛇が無数に登場するパニック映画" Snakes on a Plane"をパロディにしたから。今回気づいたが、第4話でリシドが引用したもとのセリフをしゃべっている俳優がやはりスキンヘッドだった。

ビバリーヒルズ・チワワは、2008年のアメリカ映画。公式予告編はこちら

ジェイミー・リー・カーティスはアメリカの女優。ビバリーヒルズ・チワワのもうひとつの予告に登場するショートヘアの女性。

●「クランク家のちょっと素敵なクリスマス」(Christmas with the Kranks)は、ジェイミー・リー・カーティスが出演している2004年のコメディ映画。予告編はこちら

●メガ・ウルトラ・チキンの怒りの言葉のシーンは、ディズニーアニメ「アラジン」で、猿のアブーが宝石に手を伸ばしたときのシーンのパロディ。その動画はこちら

●千年ロッド(の偽物)が砕ける直前からかかる曲はイギリスのプログレッシブロックバンドのピンク・フロイドの大ヒットアルバム “Dark Side of the Moon” (邦題は「狂気」)に収録されている”Brain Damage”(邦題「狂人は心に」)から。動画はこちら
英語圏の言い伝えに、月の光にあたりすぎると狂気に蝕まれるというものがあり、英語で狂人を意味する”loony”の語源は「月」である。
今回のパロディのベースになっているのが、この歌とマリクの生い立ちの類似と思えるので、解説の最後で歌詞の全訳に挑戦してみました。

●ボートから突き落とすという「邪悪な」計画は、要約シリーズの特別編“Marik's Evil Council of Doom”で表のマリクが提案したもの。

●「王だ」という闇マリクに「頭がおかしい」(You are a loony.)と言うシーンは、1975年のイギリスコメディ映画の金字塔「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」からのパロディ。

●チーム・フォースターとは、遊戯王要約シリーズにインスパイアされて次々と作られたパロディのひとつ「ドラゴンボールZ要約シリーズ」の製作集団。遊戯王要約シリーズに勝るとも劣らない人気だった(原作アニメのDBZ自体の知名度は遊戯王を上回っている)が、YouTubeによってアカウントを停止されたらしい。

●"Melvin" に"evil"の綴りというのは、「空想の友達」と和訳した“his imaginary childhood buddy, Melvin”(子供時代の空想の友達のメルヴィン=メルヴィンには「つまらない人間」という意味がある)を受けてのこと。

●エンディング後の「遊戯王5D’s」のジャックとゴドウィンの会話は、アメリカのTVカートゥーンシリーズ“Clerks: The Animated Series”から。

Brain Damage by Pink Floyd
英語の歌詞はこちらで。

「脳損傷」

狂人は草の上で
狂人は草の上で
ゲームやひな菊の花輪を思い出しては笑う
狂人は道に置いておかなければ

狂人は玄関に
狂人は玄関に
新聞は床の上で折り目を下にしている
なのに毎日配達の少年は次を持ってくる

もし長年の間ダムの決壊が早すぎるなら
もし丘の上に空き地がないなら
もし君の頭も暗い予言で爆発するなら
月の暗い面で会おう

狂人は僕の頭の中に
狂人は僕の頭の中に
君は刃を振り上げて変更を行う
僕を直す―正気になるまで
君はドアをロックして
カギを投げ捨てる
僕の頭の中には僕じゃない誰かがいる

もし雲が引き裂きかれ 耳に雷鳴が轟くなら
君は叫ぶけれどそれを聞く者はいない
もし君のいるバンドが別の曲を弾くなら
月の暗い面で会おう

【追記】
マリクが自分を「キラだ」と言い、闇遊戯が「DEATH NOTEパロ」と揶揄っていますが、DEATH NOTEでキラを名乗っていた主人公の名は夜神 月であり、名前の読みもライト=light(darkの反対語)なので、これも今回のマリクと月(狂気)や人の心のダークサイドとの関わりをベースにしている可能性が濃厚。
"Dark side of the moon"を「月の裏側」じゃなく「暗い面」にしたのは、「暗い」にこだわったのですかと質問をいただいたのですが、訳しているときは意識していなかったけれど、もし月観測解説を訳していたらきっと「裏側」にしていただろうという気がするので、結果的にイエスだと思います。無意識にSF映画やアメコミの最近の流行と言ってもいいキャラの"dark side"設定を引き合いに出していたのでしょう。またそれらの「よくある」設定を踏まえて「マリク、おまえもそのワンパターン設定かよ」との風刺もこめて、心の中の暗黒面=狂気を歌った歌を持ってきたのだと推測しています。

【追・追記】
海外のフォーラムで見つけたのですが、マリク(Marik=英語版の公式の綴り)を逆から書くと"kiraM"となり、つまりキラ+月(Moon)の頭文字となります。LKは気づいていて今回のエピソードでマリクに自分がキラだと言わせたのかも…そんな気がします。
編集 / 2009.09.09 / コメント: 4 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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「4kids制作の英語版遊戯王アニメをパロディにしたシリーズ」(イギリス人LittleKuriboh氏制作)を和訳して紹介しています。 イギリス人の風刺魂の紹介、日英の文化の比較、そして自分の翻訳力鍛錬が目的です。 和訳の間違いのご指摘、アドバイス等、お待ちしてます。 クレーム等がありましたら、即座に対応いたします。

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